1 趣旨
昨今、障がい者支援のNPO法人が多数設立されていることに伴い、障がい者の就労支援やサービスが充実してきている反面、社会的弱者や生活困窮者、要生活支援者に対する就労支援やサービスに関しては行政では支援の手が回りきらず、民間からは目を向けられぬままに置き去りになっている状況が否めません。
また、CO2の増加による温暖化や地球全体が抱える環境問題に端を発し、ゲリラ豪雨による突発的な災害や毎年勢力が強大化して襲来する台風による河川の氾濫など、近年発生する災害は過去に起こりえたそれと比べても比較にならないような甚大な被害をもたらしています。また、少子高齢化や独居老人の増加、地域コミュニティの希薄化により有事の際に近隣で助け合うような仕組みも崩壊しつつあるとともに、被害への想像力の欠如、対策不足などにより、災害の規模同様に被害規模も増加しているといっても過言ではありません。また、一般企業においても災害に対する十分な準備をしている企業は少なく、手探りでの復旧作業に時間を要する事業所が散見されました。
私たちは2015年に国連にて採択されたSDGsを推進することで前述した社会課題、地域課題解決に取り組み、誰一人として取り残さない持続可能な社会を実現するべく、現在までの青年会議所や社会福祉協議会での実績を基盤として活動を展開してまいります。そして、社員全員が社会的責任を自覚し、多くの市民に対しての共助の精神を伝搬するべく、法人設立に至りました。
2 申請に至るまでの経過
2011年4月1日 任意団体ふくしまを元気にするプロジェクトを設立
2020年8月18日 特定非営利活動法人設立のための勉強会開催
2020年9月1日 発起人会開催
2020年7月7日 設立総会開催
福島県社会福祉協議会との覚書締結
7月7日、福島県社会福祉協議会様と特定非営利活動法人たすけ愛ネットワークふくしまにおける災害支援における覚書を締結いたしました。
特定非営利活動法人たすけ愛ネットワークふくしまが所有する災害支援物資を福島県社会福祉協議会の物資倉庫へ備蓄させていただき、有事の際には緊急の支援要請に対し、迅速に支援物資をお届けする仕組みを構築することができました。